シンガポールに来てとても嬉しかったことのひとつが、カフェの選択肢の多さ。
東京23区ほどの小さな国ですが、昔からのコピ(Kopi / Coffee)文化も手伝ってか、オシャレで美味しいカフェがそこかしこに存在しています。
そんなカフェ激戦国にも関わらず、2017年のオープン以来人気を集めている日本発コーヒーロースターがあります。
その名も「KURASU」。

京都発のお店だそうですが、なんとシンガポールは初の海外店舗。
立ち上げの経緯やこだわりの品揃えを知れば知るほど好きになる、素敵カフェです。
Contents
京都と海外に店舗を構えるグローバルカフェ
2021年3月現在、
- 日本国内:京都に2店舗(+焙煎所)
- 海外:シンガポールとタイに各1店舗ずつ
営業しています。
カフェオープンまでの興味深いストーリー
KURASUの歴史を遡ってみるとなかなか面白くも素敵なストーリーがありました。
まず、創業の地はなんとオーストラリア・シドニー。
現在の営業形態とは異なり、日本の家庭用品を提供するオンラインストアとして立ち上げられました。
その後、中でも最も人気の高かった日本製の「コーヒー器具」専門店へと変化。
そして、創業者ご自身が日本のコーヒー器具について深くリサーチをしてゆくにつれ、日本式のコーヒーの淹れ方や文化、その素晴らしさをより多くの人に広めたいとの思いを一層強くされます。
その思いから、拠点を日本に移し、素敵なコーヒー器具を並べ、コーヒーそのものを楽しんでもらえるような実店舗を開業する決意をされ、創業から約3年が経過した2016年、遂に創業者の故郷「京都」にスペシャルティコーヒースタンドとして初の実店舗がオープンします。
瞬く間に国内外のメディアに取り上げられる人気店となり、2017年にシンガポール、2019年にタイに海外店舗も出店されています。
▼詳しいストーリーはこちら
初の海外店舗 シンガポール店、そのメニューや雰囲気は?
デザイン性・機能性に優れた日本のコーヒー器具

前章での説明の通り、元々コーヒー器具専門店としての実績があるため、シンガポール店の壁にはドリッパーやグラインダー、ケトルなどがオシャレに飾られています。

オンラインショップでも豊富に取り扱いがあります。
シンプルなドリンクメニュー
ドリンクメニューのラインナップは極めてシンプル。
エスプレッソ系はブラックかホワイト(ラテ)、その他は抹茶ラテ。
ラテ

ラテをテイクアウトでいただきましたが、フォームミルクがきめ細かく、エスプレッソの酸味と苦みのバランスも良く、美味しい一杯でした。
抹茶ラテ

抹茶ラテは、京都発のカフェならではのこだわり。
同じく京都発祥の日本茶専門店「YUGEN」とコラボしたお茶を使用しているのだとか。
お抹茶自体の味がしっかり感じられつつ、ほんのり甘みも加えてあり、優しい気分にさせてくれる一杯です。

店内にはお茶葉も売られていましたよ。
(おまけ)裏メニュー!?
おまけですが、メニューに正式には載っていないものの、人気を集めている裏メニュー(?)が存在します。
その名も「Dirty Matcha」。
抹茶ラテにエスプレッソショットを追加した、いわばハイブリットなドリンク。
KURASUこだわりのエスプレッソと抹茶を一度に楽しめるメニューですね。
ホットもアイスもどちらでも対応可能だそうです。
まとめ
- こだわり抜いたコーヒー器具とエスプレッソドリンク
- 京都の日本茶専門店YUGENとコラボした抹茶も楽しめる
- シンガポールでは珍しく朝8:30から営業しており、朝活にも大活躍
KURASU Singapore
住所:261 Waterloo St, #01-24, Singapore 180261
営業時間:8:30-18:30
定休日:月初めの月曜日(2021年3月現在)
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