初めての海外駐在。最初に不安になるのはどんなことですか?
「デング熱怖い・・・」
「お友達すぐに出来るかな」
「日本食は手に入る?」
・・・などなど色々あるかと思います。
私の場合、大学時代に交換留学を経験したり、外資系企業に勤めたり、英語にさほど心配はありませんでしたが、海外経験が初めての人にとっては、「言語」も大きな不安要素ではないでしょうか。
これまで、留学や仕事上での英語学習で、個人的に使えた学習方法をご紹介したいと思います。
Contents
YOUTUBE
~こんな人におすすめ~
- 無料で楽しく学習したい人
- 隙間時間に学習を継続したい人
- 飽きっぽくて続かない人
- 自分がどの程度の英語レベルかいまいちわからない人
まずは、YOUTUBE です。
まさに現代っぽい学習方法ですが、私がこの学習方法を取り入れたのはほんの数カ月前からです。笑
「こんなの無料なの?!?!」とびっくりするような動画が、もう、わんさか、アップロードされていて、今でもほぼ毎日、楽しく視聴しています。
YOUTUBE学習のいいところは、
- 視聴時間
- コンテンツのジャンル
- 学びたい英語アクセント
など、検索によって好きに選び放題なところです。
(もっぱら、検索上手になる必要はありますが。)
ほんの数分間で飽きずに視聴できるものから、数十分と長く集中して観るものもありますし、
ジャンルはミュージックや映画の解説系、文法やアクセントの解説系、個人のV-log系など様々、
配信している人の出身地によっても、BritishやAmerican, Singlishなどアクセントが異なるので、学びたいものを、ピンポイントで学べます。
また、YOUTUBEならではの機能として、英語字幕がつけられたり、再生速度を0.25~2.00倍速まで変更できるので、ご自身の英語レベルに合わせた学習が出来るのも魅力です。「英語が速すぎる・・・」と思えば、うんと再生速度を落として聞いてみる、というのも自由自在なわけです。
私の場合、「文法」など堅い学習系は眠くなるので(笑)、「楽しく続ける♪」を重視して、とにかく自分の興味関心が高いジャンルの動画を検索し、それを通して英語を耳に慣れさせています。
おすすめチャンネル①:Learn English With TV Series
クオリティーが素晴らしいです。
購読もしてるし最近は2日に1回はここの動画を視聴してしまいます。
何がいいって、慣れ親しんだ映画や音楽を使って、楽しく、でも、的確に、学べるところです。
私のお気に入りは、ディズニーや、ホームアローン、ハリーポッターといった、誰でも知ってるような人気映画の解説動画です。
20-30分という、なんとも続けやすいコンパクトな視聴時間なのも魅力。
どの動画も基本的にいくつかのシーンから抜粋されていて、
- 字幕「あり」シーン(通し)
- シーンを細かく分けながら、発音やワードの解説
- +たまにクイズ
- 字幕「なし」シーン(通し):字幕なしでどれだけ理解できるか最終チェック
という流れになっているのも、すごくいい。
既に250万人以上のサブスクライバー(※)がいるのも納得のクオリティー。
200を優に超える動画数が既にアップロード(※)されています。
お気に入りのコンテンツを見つけてみてはいかがでしょうか?!
※2020年7月時点
おすすめチャンネル②:mmmEnglish
ネイティブのように、自信を持って英語を話そう~!というのがモットーのようで、アクセントや文法をしっかり学習していきたい、という人におすすめです。
こちらも10~20分程度のコンテンツになっているので、特に気になるタイトルを探して、集中的に飽きずに学べます。
クリエイターの女性がとっても明るくて、そのパワーにも元気をもらえます。
番外編:Learning Singlish
こちらは、<番外編>!
シンガポールへの引っ越しが決まった時に、
「シングリッシュ(シンガポールの独特な英語)の動画がないかな~」
と思い、検索して見つけました。
コンテンツとして普通に面白いし、「シンガポールの友だちもそれ使ってたわw」というのもありました。
現地在住(私の場合はシンガポール人)のYouTubeをサブスクライブするのも、耳を慣れさせるという意味でおすすめです。
TED

~こんな人におすすめ~
- 無料で楽しく学習したい人
- リスニング力を向上させたい人
- 語学力のみならず、アカデミックな知識やプレゼンスも学びたい人
こちらも英語学習者には、おなじみですね。
私は、大学時代の留学中に勉強のためによく視聴していました。
TEDを使っていていいなと思うのは、
- 人気の高い動画は、日本語字幕が選べるものもあり、一度内容を確認してから英語を聞くことも出来る
- 知識として深めたい内容について、Topicsから検索が出来る
- 自分の視聴傾向から、勝手におすすめの動画を教えてくれるようになる
- コンテンツやリスニング能力だけではなく、発表者の「立ち振る舞い(プレゼンス)」もとても参考になる
といった点です。
最後に記載した「立ち振る舞い(プレゼンス)」という観点は、前職の入社当時、自分に自信がなく、振る舞いがまだいまいちだった私に対して、尊敬する役員から
「TEDを観て立ち振る舞いも学んでみると、社会人として、もっとよくなるよ」
とおすすめされたのです。
たしかに、TEDって、そのジャンルで有名な方が大勢の前で発表しているわけなので、そんな人たちがどういうジェスチャーや表情、間で話しているのか、というプレゼンスが、とても参考になるんですよね。ビジネスでプレゼンなどの場が多い人にもきっと役立つと思います。
単語帳
~こんな人におすすめ~
- 聞いても、読んでも、わからない文章が多い人
- じっくり学習したい人
- TOEICやIELTSでのハイスコアを目指す人
私も未だに持ち歩いています。
TOEICが800点を超えてもなお、自分の語彙力の乏しさに愕然とし、単語帳での勉強を再開しました。
どんなにリスニングしても、文法を学んでも、そもそもの語彙力がなければ、ちんぷんかんぷんですからね・・・(泣)
おすすめ:キクタン
単語帳は色々な出版社が出していますが、私が持っているのは、 <キクタンTOEIC(R) L&Rテスト SCORE990> です。

TOEIC点数が<880点>だった頃、「900点以上を目指したい!」と思い購入しました。
私がこれを選んだ決め手は、
- 自分のレベルに合わせた単語帳を選べる
- 単なる語彙力だけではなく、リスニング力(一番苦手)も高められる
- 中学校時代の信頼できる英語教師、おすすめの単語帳だったから(笑)
です。
実際に使ってみた特長・感想としては、
- 単語は米英2カ国、センテンスは米英加豪4カ国で聞ける
- 音声がリズミカルで楽しい
- アルクのアプリをダウンロードすれば、毎日の隙間時間にリスニング学習できる
- 「聞く&喋る」でシャドーイングすると、更に学習が深まる
- 1日16単語ずつ区切ってあり、毎日少しずつ継続学習しやすい
- 単語だけではなく、イディオムまで学べる
ということで、個人的にもすごく気に入っています。
シンガポールから帰国したら、TOEIC満点目指したいと意気込んでおります・・・!
現在のレベルに合わせた単語帳を選べるので、是非チェックしてみてはいかがでしょうか。
動画配信サービス(サブスク)
~こんな人におすすめ~
- 映画やドラマが大好きな人
- ある程度英語に自信がついてきた人
- 時間とお金に余裕がある人
「動画で視聴」という点ではYouTubeやTEDと同じですが、
- コンテンツの時間がより長い(=時間の確保が必要)
- 視聴するには毎月料金が発生する(=払い続ける金銭的余裕が必要)
という意味で若干違いが生じます。
今は、HuluやNetflix、Amazon Primeなど色々ありますが、どのサービスを利用するかで、洋画の充実具合や、英語字幕/日本語字幕の有無が異なるので、ご自身の好みにあったものをよく吟味して選ぶといいでしょう。
学習方法は、英語レベルによると思いますが、
<まだまだ不安な人>
①まずは内容を把握する(日本語字幕)
②繰り返し視聴する(英語字幕)
-わからない単語や表現があれば調べる
(全部が全部調べていると骨が折れるので、ポイントだと思う個所を調べて、出来るだけ止める回数は少なめ×複数回視聴する、という方法の方が、私には合っていました)
③英語で内容が理解できたか、字幕なしで視聴してみる(字幕なし)
このくらい繰り返し観るのがおすすめです。
そして、ある程度英語に慣れてきた人であれば、思い切って最初から「字幕なし」で視聴してみるといいと思います。不安で英語字幕をつけていると、やはりそちらに気をとられてしまって勿体ないです。(外資系企業時代の上司から、字幕なしで観た方が早く実力つくよ!とアドバイスされたこともあります・・・!)
あくまでも、「ある程度理解できるレベルに達したら」ですが。
私も早く、完全NO字幕で、どんどん映画鑑賞できるようになりたい!!!
(今は英語字幕付きで視聴することが多いです)
オンライン英会話
~こんな人におすすめ~
- もっとアウトプットを増やしたい人
- 英語のスピーキングに自信をつけたい人
- 学習について具体的に相談しながら進めたい人
オンライン英会話って、今こんなに充実してるんですね・・・!
実は私は学生の間、留学に向けた勉強などは座学と友人とのコミュニケーション(幸い海外の友だちがいた)で済ませていました。
しかし、社会人になって外資系企業に在籍していたころはまだよかったものの、その後転職して日系企業に移ってからは英語を使う機会が減っていき、そんな中で夫の海外赴任が決まりました。
そこで、最近初めてみたのが、オンライン英会話です。
私は「DMM英会話」を選びましたが、通常の2回無料に加え、価格ドットコムを経由すると+8回、計10回の無料チケットが手に入るので、じっくりと自分の向き不向きを見極めることができました。
通常のフリトークをしたり、無料の教材からお題を選んでディスカッションや指導を受けたり、本当に自分の好みに合わせて進めることができます。
時間は1回25分、1日1回のコースなら、最低数千円程度~という、正直破格なところもいいです。
英語で日記を書こう!
~こんな人におすすめ~
- もっとアウトプットを増やしたい人
- 英語学習のモチベーションを更にアップさせたい人
最近はじめたのが、「英語で日記を書く」ということです。これ、結構おすすめ。
周囲の環境が既に英語で溢れている人や、英会話を習っている人であれば、そこそこ英語をアウトプットする機会もあると思いますが、そうではない人にとっては、これまで紹介した勉強方法では、インプットばかり多くなってしまいます。
※もちろん、インプットなくしてアウトプットはできないので、基礎としてインプットし続けるのは大事、ということも忘れてはいけませんが。
そこで、「毎日少しでも英語で表現(アウトプット)しておきたい!」と思い、最近「英語日記」を始めました。
やり方は、
- 毎日欠かさず、短い文章&数センテンスでその日の出来事を記す
- 自分が一番扱いやすいツール(メモ・Twitter・Instagram・Blog etc)を選ぶ
これだけです。
実際に始めてみると、意外と
「あー、あの表現、何て言ったらいいんだっけー?!(焦)」
「この単語、英語だと何て言うんだろう?!」
とか、沢山出てくることが分かりました。(ショック←)
やってみないとわからなかったので、ここで文章構築力が磨けたらと思っています!
私は英語学習を続けているので、モチベーションアップのためにも、その日の英語学習(Youtubeでどの動画を視聴したとか)も記録することにしています。
ポイントは、「コツコツ継続すること」つまり「負担にならないこと」だと思っているので、特に何の変哲もない日でも、天気とか、英語の進捗とか、何でもいいので書くようにしています。
まとめ
ここまで様々な学習方法を紹介してきましたが、あくまでも、私個人にとって有効だった方法です。
英語に限らず学習方法全般に言えることですが、学習スタイルは人それぞれ向き不向きがあります。
また、現在の英語力で何が足りないのか(文法?リスニング?単語力?etc)次第で、これから何に注力すべきなのかは異なります。
これから海外赴任をする人にとっては、職場や街中、友人とのコミュニケーションこそ、生きた英語をぐんぐん身に付ける、かけがえのない最高の場になると思います!

学習方法が十人十色とはまさにその通りだと思います。私の場合は、社会人になるまで渡航歴はなく、常に現場の実践でぐんぐん英語が上達しました。
現地でのコミュニケーションを大事にしながら、是非、オリジナルの英語学習方法を確立して、一緒にスキルアップしていきいましょう!
最後までお読みいただきありがとうございました。
By Jun♥
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