夫の海外赴任辞令が出たのは2020年5月。着任は7月。
そこから私が渡航した11月まで、とにかく色んな出来事が・・・。
今となっては笑い話?ネタの宝庫?だけれど、当時は本当に辛かったな。
「人生山あり谷あり」とはまさにこのこと。

コロナ禍、私だけではなく多くの方が予想外のハプニングに遭遇しているかと思います。
本当の辛さは本人しか分からないけれど、そんな方々に少しでも、私だけじゃない、とポジティブに感じてもらえたらと思い、記事化しました。
ロングストーリーなので、前編・後編に分けて書き綴ります。
Contents
渡航までの長すぎる道のり #前編
事件簿 #1|コロナの猛威
2020年のGW明け直後、夫にシンガポール赴任の正式な辞令が。着任は7月予定。
しかし、コロナという未知なるウイルスの影響で、この春夏は日本は混乱しているし、シンガポールも厳戒なロックダウンを実施。シンガポールにいる前任者との直接の引継ぎも難しいため、夫の渡航自体1カ月後ろ倒し。8月に変更となりました。
無事に8月に渡航が叶った夫。私はその後を追う形で、1か月後の9月上旬には渡航する予定に変更です。
(この時はまだ、この先数カ月も渡航できない状況になるとは知る由もない・・・。)
事件簿 #2|消えた「戸籍謄本」
無事に渡航した夫。
私の帯同ビザ申請のため、日本で取得した戸籍謄本を持って日本大使館に婚姻証明書の発行申請をする必要があります。
当時も2週間のホテル隔離生活が科せられていたので、終了後すぐに行けるよう、8月中旬に大使館のアポを入れました。
この時日本大使館はコロナウイルスの影響で1日の来館人数をコントロー中。
受付も午前中のみで非常に予約が取りづらい中、なんとかアポを取り付けました。感謝。
が、ここで事件です。
日本で取得したはずの戸籍謄本。アポの数日前になって、夫が持っていないことが発覚しました。
紛失したのか、他の何かの申請のために使ってしまって枚数が足りなくなったのか。
今となっては不明です。とにかく、無い。困った。
しかも、私に怒られるのが怖くて、発覚後しばらく黙っていた。
おいおい。笑
しかし、そんなことを言っていても仕方がない。
すぐに戸籍謄本の取り寄せを手配。当時実家の福岡にいた私。最速でシンガポールに届けるため、東京の区役所近くに住んでいた知人に代理申請を依頼。東京から直接シンガポールへ郵送することに。
同時に大使館アポもリスケ。2週間後に変更となりました。
事件簿 #3|郵便物はいずこへ
海外郵便の誤算
無事に戸籍謄本の郵送手配と大使館のリスケが完了し、安心しきっていました。
アポも2週間後だし(ドヤ)。
で、ここで大誤算発生。
1週間程度で郵便物が届くと勝手に思っていたがなかなか届かない。
そうです、世界のあちこちで輸送遅延が常態化しているコロナ禍において、東京からの海外郵便を普通郵便で出してしまったのです。EMSじゃないから追跡も出来ない。というか、EMSでさえ通常より何日も遅れて届いているそうじゃないか。
あぁ、これは、急いで戸籍謄本を取得して満足した私の失態です。
代理人に「EMSで」と依頼していなかった。
結局2週間経過しても郵便物が手元に届くことはなく、大使館へ2度目のリスケ依頼です。
そこから更に2週間以上先のアポとなってしまいました。
「EMS」と「FedEx」のダブル使い
で、次のアポには何としても間に合わなければならないので、ここで手段や費用を渋っている場合ではない。
次なる作戦は、
- 戸籍謄本2枚を再度郵送申請し、往復「速達」で取り寄せる
- シンガポールへ「EMS」と「FedEx」のダブル平行利用で送ってみる
という攻めに出ます。
平常時ならいずれも2-3日で郵便物を届けることができますが、コロナ禍で日数の保証がありません。
ネットで情報を探ってみても、かなり遅れて届いたという人もいれば、意外に3日くらいで届いたという人も。「絶対」のない時代。
そこで、ひとつの輸送手段に頼っていられない、と「EMS」と「FedEx」の両方を使うことにしたのです。
※ここまで、代理人への謝礼や往復速達、謄本申請、EMS、FedExで、戸籍謄本問題をめぐり1万円程飛んでいきました。
なんとか2週間以内に届きますように・・・
その願いが通じたのか、予想外に両社とも差し出し翌々日に夫の手元に届きました(嬉泣)。拍子抜け。
もうこのコロナ禍でこのスピード感で届けて下さったEMSとFedExにめちゃくちゃ感謝しました。ありがたい。
(ちなみに、最初に出した普通郵便は4週間以上経過して手元に届きました。もう遅い。)
3度目のアポにして、いよいよ夫が大使館へ向かいます~!
事件簿 #4|がんばれ日本大使館
時は流れ、ここまでであっという間に9月中旬となりました。
無事に戸籍謄本を大事に抱えて大使館に向かった夫。
聞くところによると、2-3営業日で英文婚姻証明書を発行してもらえるとのこと。
が、しかし、運悪くも申請したのが木曜日だったので、結局土日をまたいで翌月曜日の受け取りとなりました。
大使館も忙しいのは分かるけれど、金曜日中に受け取れるかなー、とかすかな淡い期待をしてしまった私。
何かと延びがちな渡航問題。このご時世の過度な期待は危険だと悟りました。
後編へつづく
さて、前編は主に夫と私がそれぞれに失態をし、既に予定より2カ月程遅れを取りました。
この時点で、先の見えない中での日本生活にかなり鬱っぽくなっております。
次回後編は、諸々申請段階に入りますが、誇張でもなんでもなくそこから更に信じられないハプニングが起こります。当時は全く笑えない話だったけれど、今となっては面白い?やばさが増す?のは後編かな、個人的に。笑
ではでは、後半に続きます。
by Jun♥
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